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狂った自分時計を少しずつ進めていくために

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先週末、父の一周忌の法要でした。

一周忌は亡くなってから一年以内にやるものなので、実際には一年前の今頃は父はまだ生きていました。

入院していた病院を無理やり退院して、無理やり自宅に帰っていたのがちょうど一年前くらいでした。

目次

狂った私の時計

私の人生における私の(中の)時計は、去年の5月7日からおかしくなりました。

父が行く先そう長くないと母に告げられてから、時間の感覚がなくなってしまったんです。

これまでは、ひたすら毎日が音速のように爆速で進んでいて、家事してちょっいじったらあっという間に
幼稚園のお迎え。

一日が24時間とは思えないくらい短かったのです。

だけど父が長くないことを知ってからは、毎日が遅いのかも早いのかもよくわからなくなりました。
これはいまだに続いていて、楽しい時間は確かにあっという間な気がするのだけど、
普通に過ごしているとよくわからない。

だからこの一年が長かったのかも短かったのかもよくわからないのです。

自分らしく

私ははっきりってパパっ子でもなかったし、ウマが合わなかったし、いろんな想いがあるのだけど、
後悔はないです。

まだ60代で若かったし、私の結婚式でもそれなりに目立っていたので(酒を飲みすぎて顔が真っ赤になっていたため)、
喪中のはがきを送ったら友達からびっくりしたとたくさん連絡がきました。

私の友達にまで心配されて、ある意味すごい父親だと思います。

父は本当に自分らしく、最後まで自分を通しました。

恥ずかしがり屋で寂しがり屋の父は、母が私に電話している間に一人で逝ったんです。

娘の私からしたら、最後くらいなんか感謝の言葉でも母にいってやれよ、散々迷惑かけたじゃん!!
って思いもあるのだけど、

父のことを考えたら、別れを言いたくない、寂しくなるからと理由できっと一人になるタイミングを狙ったのだと思います。
だって亡くなる3日前から母は家に帰らずずっと病室にいたのだから。

一人になるタイミングを狙ったとしか思えないんです。

母がこのことをどう思っているかはわからないけれど(私に電話しなきゃよかったと思ってるかもしれない)、
私はそのことを含めて最後まで父は父らしかったなと思うし、そこは誇りに思います。

私も自分らしく、生き抜いていけたらいいな。
そうやって、まだ狂っている自分時計をゆっくりマイペースに進めていきたいと思います。

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この記事を書いた人

転勤族の夫と、やんちゃな二歳差兄弟の子を持つ転勤妻です。
東京への転勤を機に、2016年3月にミニマリストになろうと一大決心!!

モノを減らしたら暮らしがものすごく楽になったので、
ズボラでも簡単にできるミニマルライフをブログで発信しています。

noteではブログとは違った私のエッセイ集&身バレしたらヤバイ義両親との記録について書いています。

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